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「麻生さんはヌードを辞さない体当たりの演技」

 そんな不遇をかこつ麻生を一躍スターダムに押し上げたのが、巨匠・今村昌平がメガホンをとった1998年公開の映画「カンゾー先生」だった。

「麻生さんはヌードを辞さない体当たりの演技を披露し、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。その後、2006年にオダギリジョー主演のドラマ『時効警察』でコミカルな演技をして新境地を開拓。女優としての地位を固めていきました」(芸能デスク)

カンゾー先生」(Amazonより)

『とにかく家族との時間を大切にしたい』

 私生活では、07年に1歳年上の人気スタイリスト伊賀大介氏と結婚。麻生は2012年に長女を、4年後に長男を出産した。

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「麻生さんは出産後、忙しく仕事をしながらも『とにかく家族との時間を大切にしたい』と考えていました。自身は働き詰めのお母さんと過ごせなかった時間が多かったので、よりその気持ちが強いのでしょう」(芸能関係者)

 麻生が女優を志してから念願だったのが、「家を建てること」。

 その夢が叶ったのは2010年。都内の高級住宅街にある約50坪の敷地に地下1階・地上2階建ての豪邸を建設したのだ。

超売れっ子スタイリストの伊賀氏(『ナタリー』より)

 近隣住民が語る。

「ママチャリで出かけていく姿を見かけましたよ。お庭にテントを張ってミニキャンプをしていたことも。ご近所付き合いもして、ごく普通の奥さんです」

手堅い資産形成

 都内の不動産業者によれば、その豪邸の価値は、

「今の市場では2億5000万円ほどの価値があるのではないでしょうか」

 この豪邸の他に、都内にファミリー向けとワンルームのマンションを1部屋ずつ所有している。

「2つの物件を合わせて2億円ほどの価値がある。人気のエリアにあることから価値が下がりにくく、手堅い資産形成です」(同前)

 ママとなっても麻生の仕事ぶりは堅調そのものだ。

 近年では「さとふる(ふるさと納税サイト)」、「日本マクドナルド」、「東洋水産」など大手企業のCMに次々、出演を果たしている。

 かつてザリガニ食いを強いられた女優の大逆転人生はこれからも続く。