旧統一教会が郡山市にあった大型温泉施設を購入していたことが「週刊文春」の取材で分かった。多くの近隣住民はその事実を知らされていない。
旧統一教会といえば過去に信者らに多額の献金などをさせた行為について、政府から東京地裁に請求された「解散命令」の審判を待っている状態だ。
旧統一教会が購入した“ナゾの廃墟温泉”
そして今回、旧統一教会「世界平和統一家庭連合」が2年ほど前に閉館した面積1500坪超えの旧温泉施設の所有権を取得していた事実が判明した。
周辺は住宅地となっており、付近の住民はこう語る。
「工事現場の人に聞いても教えてくれない。たぶん、老人向けの施設じゃないのかな。2カ月前くらいに介護士みたいな若い男女20人ぐらいが集まって、中で説明会みたいなものを開いていた」
「家族葬の会場になるんじゃないの? 駐車場が広いし。イベント会場にもなりそうな広さだよ」
「大手の寿司チェーンが買ったって噂を聞いたけど。全然わからない」
ある主婦はこう声を潜める。
「『宗教』っていう噂は聞いたことがあります。どの宗教かはわからないけど。怖いですよねえ……」
近隣住民も未来の姿がよくわからないナゾの施設。売りに出したオーナーに話を聞くと、
「コロナで温泉の営業が厳しくなり、売りに出しましたが、2年間、買い手がつかず塩漬けになっていたんです。私は宗教関係者じゃありませんよ。仲介業者からあの教団が買いたがっているという話が来た時、最初は『えっ?』と思いはしました。でも、金額が折り合ったので売っただけで、普通の商取引です」
教団は一体、どのような用途で購入したのか? 改修の状況や市側の見解、教団側の驚きの回答など記事の全文は「週刊文春電子版」で読むことができる。
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