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骨壺がゴミの中に打ち捨てられていた

「細谷家の暮らす部屋はいわゆるゴミ屋敷。エレベータから玄関までの通路の上にもゴミが散乱しています。自宅の浴槽はずいぶん前から壊れているのに修理もせず、シャワーだけで生活するのが平気なタイプ。夫妻ともに家事というものがまるでできないので、子育てにも無頓着。食事もコンビ二で買ったチキンやコロッケを与えていたようです」

自室マンションのあるフロアには雑然と荷物が置かれている

 昨年、そのゴミ屋敷を訪ねた別の知人は部屋の中を見て言葉を失った。

「美輝ちゃんの小さな骨壺はゴミの山の中に打ち捨てられていた。掃除の手伝いがてらゴミを掻き分けていたら骨壺が出てきてびっくりしました」

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健一の家族の位牌は自室の外に放置された棚の中に

 昨年8月、細谷夫妻は警察の家宅捜索を受けた。その際の志保容疑者の剣幕は凄まじいもので、捜査員に猛抗議をしたという。

逮捕を控えた頃の細谷志保容疑者 Ⓒ文藝春秋

「修羅場だった」(前出・捜査関係者)捜索を終え、犯行を確信したある警察関係者は志保容疑者のことをこう評していたという。

「志保はサイコパスだ――」

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