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「急速に愛着を失っていった」

「志保は自分たちの元を離れて福祉施設で生活してきた我が子を指して、『変に躾けられて、もう自分の子ではない』と言っていました。中でも、急速に愛着を失っていったのが美輝ちゃんでした」(同前)

 手前勝手な好悪の果てに、美輝ちゃんの命は奪われたのか。幼い命が失われた後、父親である健一は周囲にこんな説明を繰り返していたという。

志保容疑者

「美輝は亡くなる前日から具合が悪くて、13日の朝に容態が急変してそのまま死んじゃった」

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 警察の調べによると美輝ちゃんの死亡推定時刻は13日の午前6時ごろ。健一が「娘が息をしていない」と119番通報をしたのは午前9時ごろ。約3時間のズレがある。

「警察は容疑者夫妻の証言や行動に矛盾がないか、慎重に捜査を続けてきた。昨年8月、警察が志保容疑者に『亡くなった子はどんな子供だったか』と尋ねたが、志保容疑者はそんな質問にすら答えなかったといいます。冷蔵庫に不凍液が小分けの状態で保存されていたことなど、現場の証拠を積み重ねて夫婦の逮捕に踏み切ったのです」(前出・記者)

 事件現場となったマンションの屋上には、子供用のジャングルジムなどの遊具が今も放置されている。

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