老いても、禿げても、ソウルが木村拓哉であれば……
――生活というか、人生というか。
元木 勝手に共同体といいますか、勝手に憧れさせてもらってる。僕が70歳ぐらいのおじいちゃんになっても、ロン毛のサーファーカツラみたいなのをかぶって、俺はキムタクだって言い張るくらいになりたい。
――木村さんも、そして真似をする元木さんも歳をとる。避けては通れない、スターの「老い」の問題を元木さんはどう捉えていますか。
元木 僕がもしものすごい禿げてきたとしても、それはそれでおもろいのかなあと。どこがキムタクやねんっていうのがあってもいいのかな。でも、キムタクだって言い張ってる、みたいな。なんかそこはすごくポジティブに考えていますね。
――ソウルが木村拓哉であれば……。
元木 最近ちょっとサボってるんですけど、一応スポーツジムには通ってます。あとはホワイトニングに行ったりとか。もう40超えて、いろいろと大変です(笑)。
「家族に行ったらあかん」と思った理由
――木村さんは工藤静香さんとご結婚され、お子様も生まれ、それこそ人生が動いていますよね。元木さんは木村さんファミリーのモノマネユニット「木村ファミリー」もやられている。
元木 あれは正直、最初渋ったんです。1回断ったんですよ、実は。ちょっと家族に行ったらあかんな、みたいな気持ちもありまして。
――なぜ「家族に行ったらあかん」と思われたのでしょうか。
元木 あのときはまだお嬢さんが成人していなかった。だからちょっと抵抗がありました。ただ、他のモノマネ芸人さんの熱量がすごくて「こんだけネタ考えてきました」と見せられて、了解しました。芸人として心を動かされたというか。今はご家族全員がなんらかの芸能活動をされている芸能一家ですので、モノマネ対象にはなりますよね。
――元木さんの中でそういう基準がある。
元木 まあ、そうですね。どういうこだわりやねんというのがあるんですけど。SNSも木村拓哉さんのはもちろんフォローしてるんですけど、ご家族のフォローは、なぜかできないんですよ。どこに気ぃつかってんねんみたいな。僕なんかが何を気にしてんねんって話なんですけど、おこがましくてちょっとまだお嬢様や奥様のフォローはできません。