10月27日投開票の衆院選で、自民党に逆風の中、危なげなく4回目の当選を果たした加藤鮎子前こども政策担当相。だが10月30日、その加藤氏と親しかった太陽光業者が大阪府警に逮捕されたことが分かった。
昨年9月に“蜜月関係”が報じられていた
逮捕されたのは、山形県酒田市のベンチャー企業「チェンジ・ザ・ワールド」(以下「チェンジ社」、破産手続き中)の元社長、池田友喜容疑者(47)。2022年6月施行の改正預託法で原則禁止されている「オーナー商法」(販売した商品を事業者が預かり、運用益を配分すると称して集金する商法)を行っていた預託法違反の疑いがあると判断された。
「週刊文春」は昨年9月、池田容疑者と加藤氏の「蜜月」関係を報道。入手した写真には、チェンジ社の当時の社屋で、池田容疑者と加藤氏が仲良く肩を組んでいる姿が確認できる。
「2016年には加藤氏の政治資金パーティに池田氏がカメラマンとして参加し、加藤氏の資金管理団体が『カメラマン料』として3万円を支払った。同じ年には池田氏が代表を務める団体が主催するパーティに加藤氏が登壇し、『地元を盛り上げる方々を応援します』などとエールを送っていました」(地元関係者)
当時、「週刊文春」が加藤事務所に見解を問うと「加藤は地元活性化の活動をされている皆さんとお付き合いがあり、池田氏もその1人。池田氏の事業に『お墨付き』を与えていた事実は一切ない」。池田容疑者はメールで、加藤氏を広告塔として利用した事実はなく、詐欺行為を行ってもいないと回答していた。
「週刊文春 電子版」では加藤氏と池田容疑者の「蜜月写真」や、2人を繋いだキーパーソンの存在、2人の関係性の詳細について詳報している。
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