大使館が立ち並ぶ都内屈指の高級住宅街。5月25日夜、重厚な壁に囲まれた地上2階、地下1階のメゾネットタイプの室内に静寂を破る怒号が響いた。身長180センチ、筋骨隆々の大男が18歳の華奢な少女の襟元を掴み、投げ飛ばす――。広がっていたのは、恐怖の光景だった。
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「お父さんから暴行を受けました」
身体を竦ませた少女が児童相談所に連絡したのは、午後7時のことだ。約10分後、事態を重く見た担当者が110番通報。目撃者の住民が明かす。
「阿部さんの家から男性の叫び声が聞こえたと思ったら、そのうち家の裏にある窓が閉められたのです。夜8時頃、パトランプを点灯させ、サイレンを鳴らしたパトカーが到着し、家の中に警察官が入っていくのを見ました」
閑静な住宅街に佇む低層マンションは、瞬く間に喧しい雰囲気に包まれた。その後、長女に対する暴行容疑で現行犯逮捕された「お父さん」こそ、読売巨人軍の阿部慎之助監督(47)だった。
「言い返してきてカッとなった」
逮捕後、意気消沈した阿部は容疑を認め、次のように供述したという。
「姉妹で喧嘩しているところを『静かにしろ』と言ったら、言い返してきてカッとなった」
