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「ちょぱの人生だから」と背中を押してくれた2人

――本格的にYouTube活動を始めたのは?

ゆ~ちょぱ ちょうど結婚したくらいの時で20歳だったと思います。その頃に5年働いた塗装業をやめたんです。人間関係でいろいろあって。で、今後どうしようと考えた時に、YouTube一本でやっていきたいなって思って。

 ただ、それには一個だけ不安があって。中学を卒業してから毎月お母さんとおじいちゃんにお金を渡していて。少ない金額ではあったんですけど、欠かさずあげていました。

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 でもYouTubeに専念したらそれができなくなるので。もちろん最初から安定したお金がもらえたら大丈夫ですけど、不安定な世界だし、当時は再生数が少なくて収益も全然なかったので。

単車とゆ〜ちょぱさん

――家族にYouTubeに専念すると伝えた時、どんな反応でしたか?

ゆ~ちょぱ お母さんは、「ちょぱの人生だからいいよ」って言ってくれて。おじいちゃんも「いいよ。気にしないで」って。あまり理解されない職業だし、このまま全くお金を稼げないこともあるし、すごくリスキーな選択だったと思うんですけど、背中を押してくれた2人にはすごく感謝していますね。

 あと、父の存在も大きくて。両親が離婚してからもたまに会っていたんですけど、数年前に病気で入院したんです。大したことはないだろうと、お見舞いも1、2回しか行っていなかったんですが、急変して亡くなってしまって。夜おじいちゃんから電話が来て、「心肺停止だって」って言われて。 頭真っ白で、パニックでした。

 で、あとから妹に「お父さん、ちょぱのTikTokたくさん見て応援してたんだよ」って聞いて。直接そんなこと聞いたことなかったんですけど、それを聞いた時に、絶対に有名になろうと決めました。

ブレずに貫いた黒ギャルで登録者が10万人に

――今では29万人の登録者がいるYouTuberです。

ゆ~ちょぱ YouTuberになることを決めてから、入っていたギャルサーを辞めたり機材を購入したりと、準備をして。SNS活動だけに集中して、ほぼ毎日ライブ配信をして、動画をたくさん発信しました。休日も作らず、本当に毎日動画のことだけ考えていましたね。

 でも、なかなか伸びなくて、お金も全然なくて。心が折れそうになったんですけど、少し経ったくらいから黒ギャルメイクの動画が注目されるようになって。

 1年後にチャンネル登録者が10万人に達したんです。銀の盾をお母さんに見せた時はすごく嬉しかったですね。仕送りもまた渡せるようになって。

――登録者が伸びた理由は何でしょうか?

ゆ~ちょぱ YouTubeのショート動画だと思いますね。ずっとロング動画で頑張っていたんですけど、これからショート動画の時代が来るって聞いて、音楽に乗せてメイクをするショート動画をあげてみたんです。そしたら何百万再生とかで。

 

 あとはブレずに黒ギャルを貫いたのも大きかったのかなって。最初は「黒ギャルは時代遅れ」的な声もあったけど、黒ギャルの可愛さをみんなに知ってもらいたいと思って、黒ギャルメイクを発信し続けました。その結果、黒ギャルじゃない人からも応援されるようになって。新作コスメの紹介とかスキンケアとか、みんなすごく喜んでくれますね。