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少年Aの“暴力性”が垣間見える動画を入手
「週刊文春」は、少年Aの“暴力性”が垣間見える1本の動画を入手した。映っているのは、Aとみられる男性と同い年くらいの少年2人だ。
夜更け。広い公園のような場所で、Aとみられる若者が、相手少年の手を引っ張り地面に押し倒す。すかさずAは、倒した少年の顔面や上半身めがけ、とてつもない勢いで拳を振り下ろす。相手は身を守ることに必死の様子だが、わずか4秒のあいだに7発もの拳を立て続けに食らわせていた――。
動画だけを見ると人を殴ることに一切の躊躇がないように見える。だが、中学校までのAは暴力とは無縁だったという。Aの中学の同級生が話す。
「中学までは全然ヤンキーっていうイメージはなかったです。行事にも積極的に参加していましたし、小学校の時にミニバス(ミニバスケット)をやっていたこともあり、中学の体育祭ではバスケで活躍していました。ただ、イジメではないですけど嫌がる人もいて。Aくんは、清潔感がないというか、お風呂に入っていないのか体臭がきついという理由で少し避けられていました」
高校に進学すると徐々にAの様子が変わっていったという。