1ページ目から読む
3/4ページ目
主演にこだわらず“しごでき”キャラへ
それは“しごでき”キャラ。
菜々緒さんの眼光鋭いキリッとした顔立ちと高身長・9頭身のスタイルは、悪女キャラと同じぐらい、有能で仕事ができるキャラとの親和性も高かったのです。
2018年の木村拓哉さん主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)では、将来を有望視された柔道選手という過去を持つ優秀なボディーガード役。
2020年の木村文乃さん主演ドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)では、空手の有段者で運動神経に優れ、正義感が強い一面もある「警視庁」警務部長秘書役。
2021年の上白石萌音さん主演のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)では、超敏腕なバリキャリで、毒舌・冷徹で超ドSというファッション誌編集長役。
同じく2021年の鈴木亮平さん主演のドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)では、救命救急の知識と経験が豊富で、主人公の右腕として活躍する看護師役。
2022年の岡田将生さん主演のドラマ『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系)では、ただ目の前の患者を救いたいという誠実な信念を貫き、成長していく外科医役。
このように近年は悪女役から距離を置き、しごできキャラでドラマ出演する機会が激増。
『オー!マイ・ボス!』のドS編集長のように“悪女味”があるキャラでも、“しごでき味”に比重が置かれていました。
また、主演にこだわらずにしごできキャラを演じてきたのもポイントでしょう。