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愛子さまは初の喪服姿で堂々と…

 愛子さまは喪服姿で赤坂御用地に入られた。成年皇族として、喪服をお召しになって報道陣の前に姿を見せられたのは初めてのことではないだろうか。巽門を通過される車内では顔を下に向けて、うつむかれていた。

三笠宮妃百合子さまにお別れの拝礼をする「拝訣」に参列し、宮邸をあとにされる愛子さま[代表撮影] ©時事通信社

 愛子さまはブラックのイヤリングとネックレスをお召しになっていた。黒はジュエリーの輝きが映える色でもある。帽子のベールは目元までかかり、ふわっと広がりのあるデザインで、三笠宮さまと百合子さまの次男である桂宮宜仁さまの十年式年祭の墓所祭でお召しになったのと同じものだろうか。愛子さまは堂々とした身のこなしで、哀悼の意を示された。宮邸には40分ほど滞在されたようだ。

 そして今回は、雅子さまと愛子さまはともに、ブラックのブローチをお召しになっていたようだった。

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 2022年9月、エリザベス女王の国葬に参列された際も、雅子さまはブラックのジャケットとスカートをお召しになり、帽子からパンプスまで、喪に服したフォーマルな装いだった。

エリザベス女王の国葬に参列された天皇皇后両陛下 ©WPA Pool/getty

 英国ご訪問時に中でも印象的だったのは、雅子さまが身に着けられたブラックのイヤリングとネックレスだった。どちらも大ぶりなデザインで、ジェット(黒玉)のように見える。雅子さまのシンプルなジャケット姿をその場にふさわしく、シックに演出していた。控えめながら、皇后陛下としての貫禄を示された。

 百合子さまが亡くなられたことで、皇室の構成は16人となった。