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――そのとき、何か言っていましたか?

「あまり良く聞こえなかったけど、小さい声で『あー』とか『うー』とか言っていました。その後は、色んな人のところに行って同じことをしていたと思います。(犯行時間は)5分から10分くらいだった気がします」

 2回目のグループレッスンでも同様の被害を受けたという。大山被告とA子さんには「先生」と「生徒」という明確な主従関係がある。この時点では「まさか先生がそんな(性的な)ことをしないだろう」と思い、母に告げることはなかったという。だが、次第に犯行はエスカレートしていく。その後行われたのは、マンツーマンの個人レッスンだ。

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四つん這いの姿勢にさせて…

 A子さんの訴えは続く。

「さっきと同じようにお股の近くとか胸の横らへんを触ったり、頭を下にして横になったらお尻らへんを触られて。その後に『馬座り』です」

 レッスン中、大山被告がA子さんに対し、命じていたのが「馬座り」の体勢だ。レッスン場の床に手のひら、両方の膝と脛を付ける、いわゆる四つん這いの姿勢である。A子さんは「(馬座りをすると)あいつは、後ろからちんちんをスリスリしてきました」と証言する。

池袋で小学生を対象に指導していた大山浩被告

――馬座りは、なぜすることになった?

「あいつが『馬座りして』と言ったからです」

――ちんちんをスリスリしてきたのは、どこにしてきたの?

「お尻です」

――そのときのあいつの体勢ってわかりますか?

「肩幅くらいに(足を)開いて、ちょっとしゃがんで、スリスリしていました。後ろにいました」

――どうしてちんちんをお尻にスリスリしているとわかったんですか?

「なんか大きいし、なんか感覚が気持ち悪かったし、ちょっとチラッと後ろ向いたら、その位置くらいにちんちんがあったからです」