同級生から聞かされたC子さんの驚くべき近況
そのC子さんの近況を、Aさんが同級生から聞かされたのは数年前。内容は驚くべきものだった。
「C子が北村先生と結婚したというのです。同級生にウエディングフォトを見せてもらったのですが、先生とC子が幸せそうに写っていましたよ。C子は当時、『中2で処女を捨てるのって早いかな』と同級生に話し、その相手が北村先生ではないかと噂になったこともあった」(Aさん)
編集部はC子さんが北村容疑者と結婚時に撮影した写真を独自に入手した。そこにはC子さんの脇でほほえむ北村容疑者の姿が写っている。
練馬区内にある北村容疑者の自宅周辺の近隣住民はこう語る。
「3年ほど前、北村さんが不倫相手を妊娠させてしまって、当時の奥さんは息子さんを連れて出ていったと聞きました。その妊娠した不倫相手と再婚なさったんです。子供は2歳くらいだと思います。まだ小さいお子さんを先生がお風呂に入れる声が聞こえるし、散歩させているのを見かけますよ」
北村容疑者は妻子ある身でありながら、教え子との道ならぬ恋に突き進み、ついにはCさんと再婚までしてしまったのだ。
「いま思えばぞっとする」北村容疑者の異常な行動
北村容疑者の異常な行動は勤務していた別の学校でもあったという。5年ほど前に北村容疑者が副校長として勤務していた練馬区内の中学校を卒業したDさんはこう証言する。
「いま思えばぞっとするのですが、当時北村先生は学校のトイレの管理をする『トイレ係』の先生でした。女子トイレの周囲をしょっちゅううろついているのを見かけました。女子生徒には熱心な進路指導をしてくれたことを覚えていますけど、北村先生が事件を起こした後、同級生の男子に北村先生の印象を聞くと、『俺たちにはまったく関心がなかった』と吐き捨てていましたね」
練馬区教育委員会に北村容疑者の不適切な行為を把握していたのか尋ねた。
――不適切な行為やわいせつ事案の報告が練馬区内の中学校からあがったことはあったか?
「今回のようなわいせつ事案の報告があがったことはありませんでした」
――被害者のケアは?
「都教委から被害者のケアの申し出があれば、ケアに努めていきたいと思っております」
Aさんが話す。
「当時の同僚の先生方は少なくとも北村先生と女子生徒の『近すぎる関係』を認識していたはずです。問題の教師を放置、見て見ぬふりをしていたせいで最悪の事態が起きてしまった」
教育者にあるまじき卑劣な犯行は被害者の心に大きな傷を残した。