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「民主党は何千万ドルもの資金を使って私をクレイジーに見せようとしている」

 その集会でRFKジュニアは民主党への恨みをそう語った。

 いや、そんな大金を使う必要はない。RFKジュニアはほっといても勝手にクレイジーなことばかりしているからだ。

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セミヌード写真を友人に見せて自慢

 この1週間前、RFKジュニアとの不適切な関係を理由に、ニューヨーク・マガジン誌の政治記者だったオリヴィア・ヌッツィ(31歳)が解雇された。

 そのきっかけは、RFKジュニアがオリヴィアから送られてきたセミヌード写真を友人に見せて自慢したことだという。妻帯者であるRFKジュニアは「ヌッツィとは一度しか会ってない」と否定しているが、オリヴィア・ヌッツィは「肉体関係はないけれど、親密になってしまいました」と認めており、この件で婚約を解消されたと報じられている。

 まあ、エロメールのやりとりくらい、クレイジーなことじゃない。でも、クジラの生首切断は?

 RFKジュニアの味方であるはずの環境保護団体「生物多様性センター」が、RFKジュニアがクジラの頭部を切断した件について連邦政府に調査を求めた。

 それは2012年に雑誌「タウン&カントリー」でRFKジュニアの娘キックが語ったことで、RFKジュニアが家族を連れてマサチューセッツ州の海岸を訪れた際に、たまたま海岸に打ち上げられていたクジラの頭部をチェーンソーで切断し、それを自動車の屋根に縛り付けて、ニューヨーク州の自宅まで持ち帰ったというのだ。

 RFKジュニアは動物の標本をコレクションしていたらしいが、クジラは保護動物なので死体といえど無断で自宅に持ち帰ることは連邦法で禁止されている。

 娘は帰り道をこう回想する。

「高速道路でスピードを上げると屋根の上のクジラの頭から垂れてきた何かの汁が車内に入ってきて、地獄でした」

 げえええええええええ。

 それだけじゃない。RFKジュニアは熊の死体をセントラル・パークに放置した。