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「ゲン担ぎで」髪型にもこだわり

 もう1つ、「女子的視点」という意味では、髪型にも触れておきたい。美容院で、「右を刈って、あとはワンブロのアシメ(ワンブロックのアシンメトリー)で」とリクエストすると出来上がるという奇抜なヘアスタイルは、実は、「去年、この髪型にしてから良い流れになったので、ゲン担ぎの意味でも、このまま崩さないでおこうと思っています」と、昨年からのこだわりのカットだと明かす。髪型やファッションなど、女性にとっても興味深い部分にこだわりを持っているところも、野球女子の関心を得る要素たっぷりだ。

「悟られないようにしていますが、実は、めちゃくちゃ人見知りなんです」と、自らの性格を表現するが、周囲への挨拶、人当たりの良さは社交性抜群と言っても過言ではない。

 幼少時から、「とにかく憧れていた」という西口文也現投手コーチのように、「長く、そして、球史に残る活躍ができる投手」になるべく、日々精進を続ける伊藤投手。キャリアを積み、現在大きく花開こうとしている選手はもちろんのこと、こうした、これからの活躍を自らの胸に固く誓うホープたちの成長にも注目していくと、さらに長い目で野球を楽しむことができるのではないだろか。

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 きっかけは、どこでもいい。もっともっとたくさんの女性に「ここが好き!」から、ぜひともプロ野球に興味を持ち、球場に足を運んでいただきたいなぁと、一ファンとして願っています。

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