旬な人が深くハマっている趣味について聞く連載。第17回は、甘いマスクと甘い歌声、高い演技力で人気を集めるTHE RAMPAGEの吉野北人さんが登場。愛機のGRと海辺のフォトウォークを楽しんだ『週刊文春WOMAN2025創刊6周年記念号』より、一部を抜粋して紹介します。

©平松市聖/文藝春秋

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ニューヨークにも、カメラを持参

 開口一番、「昨日まで休みを貰ってニューヨークに行ってて」と朗らかに笑った吉野北人。『THE RAMPAGE』のボーカリストとして活躍する一方で、近年は俳優としても躍進著しい。そんな彼が今、めっぽうハマっているのが“写真”だ。ニューヨークにも、もちろんカメラを持参したという。

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「2年前ほど前からスマホで撮るのが好きになって。特に食事に行った時に、もっと料理をおいしそうに撮れないかなって、画角もすごくこだわるようになりました。そのうちいいカメラが欲しくなって、これだ!と思ったのがリコーのGR。性能はもちろん、コンパクトで使いやすいんです」

「自分の心が動いたものを残したい」と話す吉野北人さん

自分の心が動いたものを残したいんです。

 被写体は日常の何気ない風景で、例えば道端に咲く一輪の花や、車窓の移り行く景色。休みの日にはカメラを持って、近所を出歩くという。「こんなにきれいに撮れるんですよ」と実際に撮影したものを見せてくれたが、お世辞抜きに美しい写真ばかりで、吉野のセンスが光っていた。1月24日に発売される写真集『Orange』では、自らカメラマンを見つけ、撮影地も自分で選んだ。

「撮影はミラノとヴェネツィア行いましたが、例えばこれ。(スマホ画面を見せながら) 路面電車を煙草を吸って待っているオジサンがカッコ良くて、思わずシャッターを切りました」

「アクティブなのんびり屋、飽き性でもある」と語る

 写真にハマればハマるほど今のカメラでは飽き足らなくなり、そろそろ2台目を考えている。「アクティブなのんびり屋、飽き性でもある」とは性格の自己分析だが、写真撮影だけは飽きずに魅了され続いている。

「自分の心が動いたものを残したいんです。そういう瞬間って一瞬だから、カメラを持っていなかった時はすごく悔しくて。ハマったからには極めたいタイプなので、いずれは写真展を開けたら、と」