旬な人が深くハマっている趣味について聞く連載。第15回は、NHK大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を演じる塩野瑛久さんが登場。実は相当な家電マニアだそうで……?『週刊文春WOMAN2024夏号』より一部を抜粋して紹介します。
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フットマッサージャーに足を入れた途端、「はあ~、気持ちいい~」と、リラックスした表情を浮かべるのは、俳優の塩野瑛久。現在、NHK大河ドラマ『光る君へ』で英明な一条天皇を好演する彼、実はコロナ禍をきっかけに“家電沼”にハマってしまったのだという。
「家の中の暮らしをより良くしたいと思った時、最初に興味が湧いたのが家電でした。様々な家電製品を比較して解説してくれるYouTubeの動画を見たり、口コミやレビューを参考にしたりして、徹底的に調べ尽くしてしまいます。一つの家電を買うのに、長い時は100時間ぐらい費やしていると思います(笑)」
家電を買い揃える最初のチャンスは1人暮らしを始めた17歳の時。当時はどんな家電を購入したのか。
「その頃は正直、便利で安ければ何でもいいやという感じでした。テレビも実家にあった小さいのを持ってきましたし」
しかしいま、彼の家のリビングに鎮座するのは、65インチのミニLEDテレビ。これも相当な時間をかけて調べ抜いた製品なのだとか。
「有機ELか液晶テレビかで迷われる方が多いと思うのですが、それぞれに良し悪しがあるんです。有機ELは黒が締まって美しいけど、値段がお高め。液晶は、価格は抑えられるけど、色表現は有機ELには劣ります。そこで、僕が行き着いたのはミニLED。ほぼ有機ELのクオリティで価格も抑えられるんです」