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「LINEの履歴を示されると、渋々漏洩を認めた」
試験問題の漏洩が発覚したのは、札幌市のフリー記者への情報漏洩事件に関連して、本田氏の自宅を家宅捜索したことがきっかけだった。押収したスマートフォンを分析した結果、LINEを使って、問題の内容を息子に送信していた通信履歴が残されていたのだ。
「本田氏は当初、取り調べに対し、『試験問題を漏洩していない』と強く否定したが、LINEの履歴を示されると、渋々漏洩を認めたそうです」(同前)
この疑惑に当事者はどう答えるのか。本田氏は6月に保釈金を支払って釈放されている。自宅に書面を送り、事実関係を尋ねたが、期限までに回答は無かった。
本田氏の試験問題の漏洩及び書類送検などについて県警に尋ねると、次のように回答した。
「捜査の有無を含めて、全てお答えを差し控えさせていただきたい」
12月26日に「文藝春秋 電子版」で配信した「〈鹿児島県警不祥事問題〉本部長の隠蔽を告発した元警視正の“ウラの顔”」では、試験問題漏洩の詳細に加えて、本田氏が野川前本部長を“告発”した「本当の動機」についても詳報している。
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〈鹿児島県警不祥事問題〉本部長の隠蔽を告発した元警視正の“ウラの顔”