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日本ハム・平沼翔太 3年目の大きな変化を見逃せない

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/06/20

3年目にして見えてきた変化のとき

 平沼選手が小林繁さんの教え子だったことはよく知られています。ジャイアンツ・タイガースで活躍しプロ通算139勝をあげた小林繁さん。2010年1月17日にお亡くなりになった時はファイターズの1軍ピッチングコーチだったと同時に、平沼選手も所属した福井の中学硬式野球チーム「オールスター福井」の総監督もつとめてらっしゃいました。

 小林さんからどんな言葉をかけられてきましたか? と聞いた時、瞬時に「才能を持った人間はいくらでもいる、努力をしろと言われていました」と平沼選手は答えました。

 この質問をしたのはドラフト直後のこと。たくさんかけられたであろう言葉の中で、あのタイミングでこのフレーズが出たのは覚悟に思えました。この言葉の意味はプロ野球選手になってからより深く深く深く深く感じたはずです。だからこそ、3年目まで会う度に違う表情を見せてくれたんだと思います。

平沼翔太は分厚い壁をもうすぐぶち壊そうとしている

 6月17日のスワローズ戦・札幌ドームでついに1軍初ヒットが出ました。8回の表にショートの守備から試合に入り9回の表で球をさばいた裏のリズムに乗ったヒットでした。昨年の初出場から数えてちょうど10打席目。1塁からベンチに向かって挨拶をした時のはにかんだ笑顔は初ヒットの時にしか出来ない表情でした。

 さ。壁にちょっと穴があきました。ヒビが入れば崩れるのは時間の問題。少~しずつ形を変えるのか、ガタガタと大きな音を立てて急にやってくるのか、どちらにしてもそれはとても近い将来のこと。上と下を行ったりきたりすることがあったとしても、ファンも一喜一憂してはいけません。あの優しい口調のヒーローインタビューが1軍で聴けるのはもうすぐです。

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