「お姉さん試着してよ」「胸大きいね」と言われ…

「『彼女に靴をプレゼントしたいから、お姉さん試着してよ』と言われて、私が前屈みになると開いた胸元を見てくる人もいますし、『胸大きいね』などとセクハラ発言してくる人もいます。それで結局買わないんだから、ムカつきますよね。あとは、女性と話したいだけの人もいますよ。最初はプレゼント用だと言って商品について質問してくるけど、結局最後は自分の話をして買わずに帰るみたいな。そんなに話したいなら、カネ払ってキャバクラ行けって感じ」

写真はイメージ ©graphica/イメージマート

 村瀬千枝さん(27歳・仮名)が勤務する女性向けアパレルショップには、一風変わった太客がいる。

「50代ぐらいのユージさん(仮名)という男性は、自分で着る用に毎回同じようなトップスを買っていきます。3~4カ月に1回、季節ごとの来店ペースで、必ず買ってくれるのでいいお客さんではあるんですけど、お客さんには若い女の子が多いため、ユージさんが来るとリラックスして買い物できない雰囲気になってしまうことがたまにあります。お店側としてはどう対応すればいいのか、模索しているところです」

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 女性店員に試着を求めたり、セクハラ発言をしてくる“ヤバい客”。本人に自覚はないのかもしれないが、スタッフからするとおそろしい迷惑行為でしかないだろう。