琉球放送(RBC、那覇市)のアナウンサーだった大坪彩織被告(24)が、同僚の女性アナに睡眠作用を含む薬を飲み物に混入して飲ませたとして、今年3月に逮捕され、傷害罪で起訴された事件。
「実はその裏で、琉球放送の看板男性アナが今、姿を消しています。4月中旬、琉球放送ホームページの『アナウンサー一覧』から突如として削除されました。テレビやラジオにも出演していないのです」(地元テレビ関係者)
「出社停止」を命じられ、自宅待機の状態
この男性アナは田久保諭氏(42)だ。事件当時、大坪被告の上司でありアナウンス室長だった人物である。
取材を進めると、田久保氏は会社に「出社停止」を命じられ、自宅待機の状態にあることがわかった。今月16日に社内で説明会が開かれ、主に以下のような報告があったというのだ。
「情報をもとに弁護士臨席で本人から聞き取ると、『重大なコンプライアンス違反』に該当する事実があったと判断しました。職場を混乱させる事案です。テレビ出演やナレーションを取りやめました。すでに自宅待機を命じています」
また「プライバシー保護のため事案を詳しく説明できない」として、次のような補足もあったという。
「一方で田久保氏の話を聞いているが、もう一方で“収監”されているほうの供述を確認できていないので……」
何が起きているのか。
実は説明会があった16日は、「週刊文春 電子版」配信日だ。また前日の15日までに「週刊文春」は、大坪被告の“睡眠薬”事件に絡み、琉球放送や田久保氏本人への取材を敢行していた。
現在配信中の「週刊文春 電子版」および17日発売「週刊文春」では、「琉球放送“同僚に睡眠薬”女性アナの『上司との仲』」と題した記事を掲載。
大坪被告と田久保氏(記事中ではA氏)の職場での様子、屋外での目撃証言、そして田久保氏の見解を報じている。

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