平成に起きた凶悪事件が残した教訓とは――。文藝春秋の特集「平成アンタッチャブル事件簿」の記事10本を紹介します。月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」の有料会員(初月300円から)の方は、すべての記事・動画をご覧いただけます。[全10本]


【相模原45人殺傷】植松聖の「優生思想」を生んだもの

2016年、神奈川県相模原市の知的障害者施設で入所者45人が殺傷された。犯人は禍々しい思想に基づいて凶行に及んだという。2021.5.7


【地下鉄サリン】オウム死刑囚との「化学式」問答

地下鉄サリン事件が起きた当時、科捜研の研究員として捜査に関わった服部恵三氏が捜査秘話を明かした。サリンを製造した犯人の素顔や、困難を極めた裏付け捜査の経過がわかる。2021.5.8


【神戸連続児童殺傷】「少年A」の犯行を確信したとき

捜査を指揮した刑事・山下征士氏が、犯人確定に到るまでの経緯を振り返る。被害者の遺体の一部が校門に置かれるなど、センセーショナルな事件が解決されるまでには何が起きていたのか。2021.5.9


【日産ゴーン】レバノン逃亡「検察との死闘」

日産の経営者として辣腕を振るったカルロス・ゴーン氏は巨額の報酬を不正に受け取っていたとして逮捕されたが、その後、保釈中に国外逃亡。逮捕から逃亡に到るまでの内幕を追った。2021.5.11


【世田谷一家殺人】未解決事件理事官が語る「真犯人」

東京都・世田谷区にある一軒家に何者かが侵入し、幼い子ども2人を含む一家4人が惨殺された事件。これまでの捜査の軌跡を、当時の担当刑事である大峯泰廣氏が語る。2021.05.11

 


【島根女子大生殺人】33歳真犯人はなぜ死んだか

7年間にわたって未解決とされた猟奇殺人事件の犯人は、実は遺体発見の2日後に事故死していた。「被疑者死亡で不起訴」に終わった凶悪事件の深層を深掘りする。2021.5.24


【住銀支店長射殺】額に撃ち込まれた「闇社会の警告」

バブル崩壊の暗いムードに包まれた90年代前半、住友銀行(現・三井住友銀行)名古屋支店の支店長が、自宅前で暴力団員に射殺された。まるで犯罪映画のような凶行はなぜ起きたのか。2021.5.25


【大阪二児放置死】祖父は「十年前に戻りたい」

育児放棄のすえに2人の児童を餓死させたとしてシングルマザーが逮捕された事件。犯人が残したブログや、児童の祖父からの証言に基づいて痛ましい事件の背景を探った。2021.5.26


【時津風部屋リンチ死】大相撲の「膿」は消えなかった

相撲部屋で起きたリンチ殺人は、当初は「事故死」としてひた隠しにされていた。国技とされる大相撲の裏側に隠れた“闇”の正体に迫る。2021.5.27


【歌舞伎町ビル火災】和解交渉人「二十年後の告白」

44人が犠牲になった歌舞伎町のビル火災事件を巡って、いくつもの噂が出回っている。供述調書や関係者の証言を基に見えてきた事件の実像とは——。2021.5.28