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 これとは逆に、自宅から離れるとエアコンをオフにするという設定もできます。うっかりエアコンを付けたまま外出してしまっても、自宅から一定の距離だけ遠ざかれば、自動的にエアコンがオフになるというわけです。

 なお距離は半径50m以上であれば自由に設定できますので、例えば自宅から300m程度の距離にあるコンビニに行く時はエアコンは入れたままにし、さらに離れたスーパーに行く時はオフにする、といった具合に設定できます。

 また帰宅時にオンにするタイミングも、500m圏内だと近すぎて帰宅時に部屋が冷えていなければ、自宅まで1kmの最寄り駅についた時点でオンにするなど、様子を見ながら調整するとよいでしょう。

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自動運転のためのルールを設定します。今回は、自宅まで500mの距離に近づけば、エアコンが冷房・26℃で運転を開始するように設定します
自宅からの距離は、半径50m以上で自由に設定できます
500mの範囲に入るとオンになる設定に加えて、500mの範囲から出るとオフになるよう設定しました。これで消し忘れて外出した場合も安心です
操作が実行されると、このようにスマホに通知されます

エアコンだけでなく防犯対策で照明をオンにすることもできる

 今回紹介した「Remo」は、一般にはスマートリモコンと呼ばれる製品で、最近流行りのスマートスピーカーと連動し、音声で家電製品を操作できることで注目を集めています。

 もっとも、必ずスマートスピーカーと連携させなくてはいけないわけではなく、今回紹介したように、スマホと組み合わせて使える機能の中にも、便利なものが目白押しです。エアコンではなく照明と組み合わせ、防犯目的で外出先から照明をオンにすることもできます。また、GPSなどを使わず、スマホから手動で家電製品を操作することもできます。

今回はGPSを使った自動運転について紹介しましたが、手動での操作にも対応します。これまで1台のリモコンを家族で共有していた場合などに便利です

 外出時にオフ、帰宅時にオンするという習慣自体が不要になるこの仕組み、特に一人暮らしの人などにとっては便利に違いありません。スマホとWi-Fiルータ、そしてエアコンが揃っている部屋ならば「Remo」を追加するだけで構築できるこの仕組み、これから暑さが本格化する夏に向けて、導入してみてはいかがでしょうか。