発端は女子大生が訴えた「性被害」だった
一方で、同じく逮捕された奥本の“美貌”に注目が集まった。京都府出身で上京後は大手広告代理店に勤めていたが、退職後は職が定まらなかったという。そんな時、“高額案件パパ”からお呼びがかかったのだ。奥本容疑者の知人が語る。
「奥本は、地下アイドルをやったり、レースクイーンやグラビアなどのタレント業をやったり、定職のない子だった。最近では六本木のキャバクラに勤務していたが、不定期出勤だったし、フラフラと流れに身を任せて生きているタイプだった。そんな中で田中と出会い、高額案件にどっぷり浸かった。常連だったと聞いています」
逮捕容疑にもある24年6月24日には、田中の言う「エンターテインメント」の常連であった奥本のほかに、もう一人の女性が同席していた。今月16日になって新たに田中らと共同で薬物を所持したなどとして逮捕された、東京科学大学に通う女子大学生、小西木菜容疑者(21)だ。
実は、今回の一連の逮捕劇は、前述の6月24日、小西が受けたとされる「性被害」が発端となっている。
「小西はこの日『アマン東京』に『パパ活』で呼び出され、田中の指示で奥本とともに卑猥な行為をさせられていた。その際に身の危険を感じ、小西の知人が踏み込んで、警察も駆けつけるトラブルになったのです。その後の昨年8月9日には、小西が田中による性的な行為の強要によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを負ったとして、不同意性交等致傷罪で告訴状を提出。丸の内署が受理していたのです」(同前)
一体、ホテルでは何が行われていたのか。「週刊文春」は小西が提出していた告訴状を入手。そこには事件の全貌が綴られていた――。
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17日配信の「週刊文春 電子版」では記事の続きを掲載中。田中が、薬物と暴力を用いてパパ活女子を支配していた事件の“全貌”を伝えている。

《違法薬物で逮捕》レーサム元会長(60)“不同意シャブSEX事件”の全貌 「港区パパ活女子が15時間300万円で…」「女性の体に薬物クリーム」「煙をストローで吸引させた」
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