元同級生から言われた心ない言葉
――体重が増えたことで話しかけられたり、周りから何か言われたことはありましたか。
ツベ 道を歩いていると見られることは多いですね。でも私も同じくらいの体型の方がいたら見ちゃうので、それは仕方ないと思います。
ただ、前にコンビニで買い物していた時に、若い男の子たちが入れ替わり立ち替わりコンビニに入ってきて、私を見て爆笑して出ていくみたいなことをしていて。たぶん誰かが「コンビニにすごいでかい女がいるぞ！」って言ったんでしょうね。それはやめなさいと思いました。
あと昔仲良くしていた同級生から「恥ずかしいことやめなよ」とか「胸が垂れているのによく出せるね」ってLINEがきたんです。数人から連絡がきたんですけど、それはショックでしたね。この体型なのに写真集を出すっていうのが気に食わなかったんだと思いますけど、知り合いに言われるのはなかなかメンタルにくるなと。
今は自分の体型に満足している
――細くないのに写真集なんか出すなと。
ツベ そうです。細い女性の体のラインの美しさももちろんありますが、太っている人には太っている人のラインの美しさもあると思っていて。
昔は細くないとだめだって思い込んでいた時期もあったんですけど、今はなんだかんだ自分の体型に満足しています。
それこそキャバクラ時代はいろんな子がいて、お客さんのタイプも様々で。顔がかわいい子が指名されるわけでもないんですよね。それぞれの魅力があると思うので。
絶対的な美の基準もないと思いますし、人によって何を求めるのかは違っていいのかなって。
――ありのままの自分を受け入れることができたんですね。今後の目標はありますか。
ツベ この活動を始めたからこそ自分に自信を持てたと思うので、ぽっちゃりした女の子が活躍できる場所をもっと広げていきたいと思っています。
あと、今後は日本だけではなく、海外の方に向けたイベントに力を入れたいですね。
写真＝鈴木七絵／文藝春秋
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