「100キロを超えると普通の体重計では測れないから、あまり気にしなくなるんですよね。病院に行った時に看護師さんが『大台に乗りました』って言っていて、ついに200キロ超えたかって」
体重200キロを超える女性インフルエンサーのゆりんさん(36)は、10代後半の時、極端なダイエットとお兄さんが亡くなったショックで拒食症になり、体重が30キロ代になったという。病院での治療もあり、徐々に食べれるようになったそうだが、嘔吐するようになったという。
その後、さまざまなストレスから過食に走った結果、20歳頃には100キロ近くまで増加。30歳になる頃には200キロを超えていたという。
移動手段にも制限が
200キロを超える体重は、日常生活にも大きな影響を与える。ゆりんさんは「まず床に座れなくなりますね。頑張って座ったとしても立ち上がれない」と語る。さらに、「レストランに行ってもお店の椅子を見て座れなさそうだったら店を変えることも多々あって」と、外食時の苦労も明かした。
移動手段にも制限がある。飛行機では座席に収まりきらず、電車はグリーン車がちょうどいいという。「200メートルとかの移動でもタクシーを使っていますね。運転手さんに『歩いた方が近いよ?』って言われるんですけど、歩くスピードも遅いので」
そんなゆりんさんは現在、100キロ以上の人を借りられるサービス「デブカリ」に登録し、活動している。依頼内容は主に一緒に食事をすることだという。
太ってる=駄目とか醜いみたいなイメージがあるけど…
「基本的に一緒にご飯を食べる依頼が多いです。私が食べてる姿をみたいみたいで。ただ、私、大食いではないんですよ(笑)。一度の食事量は一般の方とほぼ変わらないので、『意外と食べないんだね』って言われることもありました」
この活動を通じて、ゆりんさんの心境にも変化があったという。
「世間一般的に太ってる=駄目とか醜いみたいなイメージがあると思うんですけど、ここに依頼してくださる方は私のことを必要と感じてくれているので、こんな自分でも需要あるんだって嬉しくなりました」
最後に、体重で悩む人へのメッセージを聞いた。
「女性は痩せていないと幸せになれないみたいな風潮や広告がありますが、私は今の方が幸せだって思います」と語るゆりんさん。ただし、「健康面の心配もあるので、今後はもう少し痩せられたらと思いますね」とも付け加えた。
200キロを超える体重で生きるゆりんさんの姿は、私たちに体型や幸せについて、新たな視点を投げかけている。
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