宮城野親方こと元横綱・白鵬(40)が日本相撲協会に退職届を提出していたと、複数のメディアが5月29日までに報じた。現在閉鎖中の宮城野部屋の処遇について、相撲協会は6月2日開催の臨時理事会で協議予定だという。
弟子・北青鵬の暴行事件をきっかけに、部屋が無期限閉鎖となって1年。退職を決意した背景には、一体何があったのか。白鵬の“角界絶縁”をいち早くスクープした「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:「週刊文春」2025年4月17日号 年齢・肩書等は公開当時のまま)
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宮城野親方こと元横綱の白鵬(40)が、日本相撲協会を退職する意向を周囲に打ち明けていることが「週刊文春」の取材でわかった。
暴力行為により宮城野部屋が無期限閉鎖
白鵬が相撲協会と絶縁するに至る理由はさまざまあるが、直接のきっかけは昨年の宮城野部屋無期限閉鎖にさかのぼる。相撲担当記者の解説。
「2024年2月、宮城野部屋の北青鵬が同じ部屋の力士に悪質な暴力行為をはたらいていたことが発覚しました。協会のコンプラ委員会の調査を経て、北青鵬は2月23日付で引退、白鵬にも協会の役職降格の処分がくだりました」
累は宮城野部屋自体にも及び、翌3月の理事会で宮城野部屋の無期限閉鎖と白鵬ふくむ親方と力士一同は伊勢ヶ濱部屋への転籍が決まった。


