実生活でも備蓄米を食べているのか?
――米価高騰の調査をどのように実施しますか?
「米価高騰の要因の検証については、今後、米の安定供給等実現関係閣僚会議で行っていくこととしており、それに向けた実態調査をどう実施し、公表するのかについては、現時点で何か決まっていることはありません」
ところで、小泉氏が公の場で備蓄米を食べる姿はメディアでしきりに報道されているが、実生活でも食しているのだろうか。
――小泉大臣は、ご家庭でも備蓄米を食べていますか?
「まだ備蓄米が国民全体に十分に行き渡らない中で、私が購入するより一人でも多くの備蓄米を求める方に届いてほしいとの思いから、今は私が購入するタイミングではないと思っています」
「父の影響は大きいが、郵政と農政は全く違う」
――父の影響について。「備蓄米5キロ2千円」の単純明快なメッセージや、今回の卸業者を“抵抗勢力“に仕立てる政治手法は、小泉純一郎元首相と重なります。
「父の影響は私にとって大きいのは間違いありませんが、郵政と農政は全く違います。父も(私の)政治に口を出すタイプではありません。今後も自分自身の判断と責任で政策を進めてまいります」
――今後の方策について。海外からのコメを緊急輸入する?
「米価の高騰を抑えるためにあらゆる選択肢を排除しない、と申し上げたとおり、輸入米についても、必要があればどんなことでも行う用意があります」
卸業者は「暴利を貪ったりなんかできない」
そう回答する小泉農相。だが、「週刊文春」が「利益500%」の大手米卸業者の名誉会長に取材すると、こんな声が飛び出した。
「暴利を貪ったりなんかできないですよ。『500%』とか言われるのは心外だ」
“米卸のドン”が、直撃取材に約70分間語った「心外」な理由とは――。
6月11日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および12日(木)発売の「週刊文春」では、小泉氏発言に対する大手米卸の「反論」などを詳しく報じている。
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