グッズはつくっておしまいじゃダメ!
カルロス「僕、ドラゴンズのグッズは担当者が少ない中、すごく頑張っていると思うんです。少なくとも3年ぐらい前に比べると劇的に良くなりました。ただ、グッズをつくって、それで終わりになってないかな? という疑問があります。オンラインショップでTシャツを選手に着せた写真を載せているんだけど、選手の体格が特殊すぎて、ぜんぜん買う側の参考にならない!(笑) SKE48やマジプリの子に着てもらったほうが普段使いの参考になりますよ。『中日新聞ドラゴンズショップ』はチームしゃちほこの子たちをモデルにしてるのに……」
くまお「なるほど、売るときの工夫ですね」
カルロス「応援タオルも作っておしまいじゃダメですよね。他球団はグッズと応援と場内演出が連動しているんです。ドラゴンズも応援団と組んでタオルを使った応援をしてもいいし、掲げているファンを球場のビジョンで映してほしい。自分のタオルが掲げられているところを見たら、藤井選手なんて絶対に燃えると思いますよ。藤井選手は調子の善し悪しじゃなく、気分が乗るか乗らないかだって川上憲伸さんが解説で言ってましたから(笑)」
くまお「僕はもっと普段使いできるTシャツが出てほしいですね。デザインがカッコいいかダサいかは人それぞれだから、とにかくバリエーションがたくさんほしい。Tシャツってニューヨークの観光キャンペーンだった『I LOVE NY』が典型ですけど、自分の思想や嗜好を表明するメディアなんですよ。球場だけでなく、それを着て街に出かけることでチームへの愛着も湧くし、周囲の人も『あ、あの人、ドラゴンズファンなんだ』とわかって共感が生まれる。ドラゴンズはその機会をみすみす逃しているような気がします」
チャッピー「とにかくファン目線でグッズをつくってほしいということに尽きます。自分が欲しいと思うものをつくっているかどうかが大切なんじゃないでしょうか。企画を立てるのが大変なら、ほかの会社に任せればいい。参入しやすい環境をつくればいいんですよ」
カルロス「あとはグッズ担当の現場の人が『これをやりたい!』と思ったら、実現できるような環境が整えばいいですよね。繰り返しになりますけど、間違いなくドラゴンズのグッズは良くなってますから! 」
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