ファンから「種類が少ない」「欲しいものがない」と言われている中日ドラゴンズのグッズ。昨年の契約更改では藤井淳志選手と又吉克樹投手がグッズの改善を訴えていました。
そこで今回は代打として登場したライターのカルロス矢吹さん、そして感動コラム「東京生まれの忌野清志郎は、なぜドラゴンズを愛したのか」を書いた放送作家のチャッピー加藤さん、そして大山くまおの3人で「勝手にドラゴンズグッズ会議」を決行! 3人とも酒が入っていたので、口が滑っていたらご容赦ください……。
アルモンテグッズをもっと出さない手はない!
くまお「毎年、全国の球場をめぐっているチャッピーさんは12球団のグッズをチェックしていると思いますが、ドラゴンズのグッズとの差を感じることってありますか?」
チャッピー「それはやっぱりありますね。ドラゴンズのグッズはちょっとワンパターンのような気がします。もっともっとファンが欲しいと思うような面白いモノを作ってほしい!」
くまお「チャッピーさんが見たなかで、面白かった他球団のグッズはどんなものがありましたか?」
チャッピー「日本ハムのレアードのハンドパペットが良かったですね。ちゃんと寿司を持っているんですよ。ドラゴンズでもアルモンテのパペットを作ったらいいのに! 成績も優秀だし、キャラも立っているし、もっともっと活かさないともったいない」
くまお「それ、絶対に子どもも喜ぶと思います! ほかには何かありましたか?」
チャッピー「広島が発売した巨大メガホンが面白かったですね。巨大すぎて「球場では使わないでください」と書いてある(笑)。強烈なジョークグッズだけど、即完売していました。あと、広島の3色ボールペンが良かった。3色ボールペンなのに赤、赤、赤なの。シャレが効いているし、僕は仕事柄、赤ボールペンをよく使うから愛用していますよ」
カルロス「広島はとにかく早いですよね。旬の選手や話題のグッズをつくって売り尽くすのが上手い印象があります」
チャッピー「それでいうと、巨大なスティーブン・モヤのグッズがほしいですね」
くまお「モヤの身長計とか(笑)。あとはヒゲが長いアルモンテキティちゃんとか、頭にオムレツが乗っているガルシアキティちゃんとか」
カルロス「アリエル・マルティネスとディズニープリンセスのアリエルとのコラボグッズも出してほしいですね(笑)」
「アルモンテ」を裏返すと「工藤隆人」になるタオル
くまお「僕は選手を後押しするためにも、『無死満塁はチャンス』と書いてある応援タオルがほしいですね。ナゴヤドームがこのタオルで埋まったら、選手たちも『あ、チャンスなんだ』と再確認してイケイケになってくれるような気がします。暗示グッズ(笑)」
カルロス「応援タオルなら『アルモンテ』を裏返すと『工藤隆人』って書いてあるのがいいですね(笑)。何のことかわからない人も、試合を見てみればわかるという」
くまお「守備固めの選手だって応援したい! 『来年いなかったらどうするんだ』じゃなくて、2018年のことを後から思い出せるグッズ」
カルロス「あと、グッズをきっかけに選手のことを知ってもらえるようになればいいですよね。たとえば、祖父江大輔投手は実家がキャラメル中心の製菓会社なので、祖父江投手がパッケージになっているキャラメルを売店で売ったらいいと思うんですよね」
くまお「今までなかったのが不思議なぐらいですよ。駄菓子は名古屋名物でもあるし、数百円ならお土産としても手頃でしょう」
カルロス「小笠原慎之介投手は新日本プロレスが大好きなので、有名なキング・オブ・スポーツTシャツの小笠原バージョンをつくったら選手もファンも喜びますよ。真ん中のライオンがドアラになっていたり(笑)」
チャッピー「一軍の選手だけでなく、二軍の選手のグッズもどんどん出してほしいですね。どんな選手にもファンはいるんだし、グッズを通じてファンになるかもしれないんだから。森繁和監督のグッズがないのも不思議ですよ。コワモテグッズを出せばいいのに」
カルロス「森繁和モデルのサングラスとか、ないのが不思議ですよね」
くまお「僕、小樽にあった『西部警察ワールド』(現在は閉鎖)で大門団長サングラスを買いましたよ!」
チャッピー「買いますよね! 森監督はLINEスタンプもありますし、多少イジられてもOKな人だと思います。森繁軍団Tシャツや首脳陣アウトレイジTシャツとかほしいですよね。選手も監督も、もっとイジっていいんですよ」
くまお「まったく毛色が違いますけど、僕は地元の小中学生向けにドラゴンズの名選手の伝記本シリーズをつくりたいですね。小さな体で頑張った立浪和義とか、日本酒マッサージで復活した谷沢健一とか。ちゃんとドラゴンズ歴史教育をするべきですよ」