SNS全盛で、繋がりすぎる現代。「即レス」にウンザリなあなたへ、超多忙な著名人がアドバイス――。特集「つながらない生活新様式」から、一部の記事を紹介します。[全6本]


羽生結弦 「262の法則」発見

競技者として過ごした18年はある意味、点数に一喜一憂する時代でした。演技の『善し悪し』は、ジャンプやスピンという技術的要素が反映された点数で決められていた。いま僕が立つ舞台では、善悪の判断は観る人の価値観に委ねられます」2025.6.9


ふかわりょう スマホを置いて3泊4日旅

「スマホに目を向ける時間を省いたら、何が見えるだろう。スマホが眩しすぎて陰に隠れてしまったもの。きっとそこに、これからの豊かさが詰まっているのではないか。そんな期待を胸に、スマホを置いて旅に出ました」2025.6.9


東畑開人 スマホゲームに我を失う

スマホゲームをしているとき、私は一人だ。隠者的に見える。しかし、実を言うと、そのときの私は『つながらないこと』の中にはいない。ここが隠者的趣味である読書やランニング、昼寝とは違うところだ2025.6.9


角田光代 頑張って返信しない

「2023年に、じつに20年ぶりに、1週間の休みをとってひとり旅ができるようになった。ひとりで異国の町を歩いていて思い出すのは、2、30代のころの旅である。携帯電話なんてなかったしインターネットもなかった。1か月旅をしているあいだ、だからだれとも連絡しなかった」2025.6.9


小島秀夫 家にパソコンを置かない

「電話での業務上のやり取りは社内外問わず行いません。メールやメッセージで記録を確実に残すようにしています。親しい気心の知れた人たちとはラフなSMSを主に利用しています。ちなみにラインもワッツアップも使っていません」2025.6.9


朝井リョウ 店じまいのテクニック

「パソコンに向かって文章を打ち込む期間に入ると、私は意識的に社会や他者との接続を絶とうと努める。これは、私の思う小説のほぼ唯一にして最大の弱点――完成までに時間がかかることに起因している」2025.6.9

文藝春秋

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羽生結弦 「262の法則」発見
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出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】小泉進次郎 玉木雄一郎 若き政治家のコメ対決/羽生結弦ほか つながらない新生活様式/菊地功 コンクラーヴェ体験記

2025年7月号

2025年6月10日 発売

1400円(税込)

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