「波があっという間に来て、あっという間に去っていくこの世界では、その波にブレる必要も揺らぐ必要もない」
プロスケーターに転向し4年目を迎える羽生結弦氏が、「文藝春秋」7月号の特集「つながらない新生活様式」に登場。表現者として「より善い表現」を模索する中で出会ったという、ある「法則」について明かした。
日々の中で辿り着いた一つの「法則」
「競技者として過ごした18年はある意味、点数に一喜一憂する時代でした。演技の『善し悪し』は、ジャンプやスピンという技術的要素が反映された点数で決められていた。いま僕が立つ舞台では、善悪の判断は観る人の価値観に委ねられます」
ルールや点数に縛られない「自由」は、創作意欲を一層掻き立てる一方で「怖さ」も伴う、と打ち明けた羽生氏。
「本当に善いものを届けられているか?」
「期待に応えられているか?」
そんな暗中模索の日々の中で辿り着いた一つの「法則」を、心の中で大切にしているという。
羽生氏の「『262の法則』発見」は、6月10日(火)発売の月刊「文藝春秋」7月号、及び月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されている。
この記事には、羽生氏が大切にする「262の法則」のほか、「『自分を知る』とは何か?」など、SNS社会を生き抜くための思考のエッセンスが詰まっている。

