優しかったおじいちゃんの顔と声が一気に変わり……

――いったい、何があったのでしょうか。

レオ まず、お店がおかしかったんですよね。薄暗い照明の中に、女の子がたくさんいる。僕が何も頼まなくても、どんどん食べ物が運ばれてくるんです。「おかしい」と思って、すぐに帰ろうとしました。そうしたら、ビール1杯とナッツくらいしか飲み食いしていないのに、日本円で1人当たり30万円近くも請求されたんです。

トルコ・イスタンブールではぼったくり被害に

――トルコの平均年収は、日本の1/3~1/2程度だそうですが、そう考えるととんでもないぼったくりですね。

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レオ しかも、さっきまでニコニコしてたおじいちゃんが、まるで別人みたいに冷たい声で「払わないと、ここから出られないよ」って言うんです。店の奥からも、明らかにヤバそうな男たちがゾロゾロ出てきて、やばいなって思いましたね。

――どうやって切り抜けたのでしょうか。

レオ そのとき持っていた現金の約1万円分を払って「あとはホテルにお金を置いているから」と言ってなんとかその場を離れました。ただ、何人ものヤバそうな人たちに長時間怒鳴られましたし、逃げられないようにスマホも奪われて、散々でしたね……。

 さすがに怖すぎて、ホテルに戻った後はすぐ準備をして、予定を変更して翌日早朝の便で帰国しました。ホテルから出るときも、誰かが待ち伏せしているんじゃないかと気が気じゃなかったです。


 続く記事では、インドやトルコ以外で危険を感じた街や「本当にヤバい場所、人を避ける方法」、世界各国の風俗嬢の中で印象に残っている女性などについても聞いています。合わせてお読みください。

次の記事に続く 「私たちは体を売っているんじゃない」「裸を見られるよりも夢を諦める方が恥ずかしい」世界の“性産業巡り”をするYouTuber(28)が振り返る、忘れられない「風俗嬢」たち

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