6月20日、日本テレビは「TOKIO」の国分太一(50)について、過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、レギュラー出演している『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板すると発表した。

 降板については第三者の弁護士による調査結果などを踏まえて決定し、20日の臨時取締役会で承認を得たという。

 TOKIOをめぐっては、2018年に、メンバーだった山口達也氏が強制わいせつ容疑で書類送検されるという問題が起きている。当時の山口氏の謝罪会見と、TOKIOメンバー4人の謝罪会見を振り返る。

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TOKIOの『紅白』連続出場が途切れた2018年

『NHK紅白歌合戦』でグループ出場回数トップという偉大な功績を残していたTOKIOの連続出場が途切れたのが2018年。

 2018年と言えばTOKIOメンバーだった山口達也氏が、強制わいせつ容疑で書類送検されるという事件が起きた年です。

 2018年2月、山口氏は自身がMCを務めていたNHK Eテレの番組の共演者である女子高生を自宅に呼び寄せ、泥酔状態で強引にキスするなどの行為に及び、4月、警視庁に書類送検されたことが大々的に報じられました。

 山口氏は被害者側と示談が成立した3日後の4月26日、単独で謝罪会見を開いたものの、「私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたら」など、TOKIO復帰への願望を語ったことで大炎上。

山口達也氏 ©文藝春秋

 そして5月2日、城島茂さん、国分太一さん、松岡昌宏さん、長瀬智也さんの山口氏以外のメンバー4人が、連帯責任として謝罪会見を開いたのです。

 この2度目の会見の前に5人全員で話し合いの場が設けられており、そこで山口氏は城島さんに辞表を渡していたとのこと。ですが、この5月2日時点では脱退が決定していたわけではなかったこともあり、4人のうちの2人が山口氏に対する迷いを口にしていたのが印象的でした。