大所帯のグループではアイドルとして魅力があるだけでは生き残ることはできない。月足は2020年3月、在籍4年足らずで惜しまれながらHKT48を卒業した。それでもアイドル活動を諦めきれず、2021年アソビシステムのオーディションに合格し、FRUITS ZIPPERの一員として再びのデビューを果たす。

「2023年末にレコ大の『最優秀新人賞』を受賞した際、月足さんがXで感謝を伝えるポストをすると、ファンからは『おめでとう!!伸び率あったねw』といった声が上がっていました。長年見守り続けたアイドルファンが小躍りするような、痛快な大逆転を決めてみせたのです」(同前)

永野芽郁の後任としてパーソナリティも決まり…

2025年5月、「MUSIC AWARD JAPAN」授賞式を前に、レッドカーペットで撮影に応じるメンバー ©時事通信社

 2025年下半期にさらなるブレイクが予感されるFRUITS ZIPPER。年末には「レコード大賞」や、初出場の期待がかかる「NHK紅白歌合戦」も控えている。

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「『紅白』の可能性は十分あります。所属するアソビシステムのなかで、FRUITS ZIPPERは事務所の象徴的存在になりつつある。CUTIE STREETなどの妹分グループを含めた『カワラボ』(KAWAII LAB.)と呼ばれる同社のアイドルプロジェクトは一大勢力になっていくでしょうね。FRUITS ZIPPERは永野芽郁の後任としてニッポン放送『オールナイトニッポンX』のパーソナリティーも決まり、地上波テレビ局の編成でも冠レギュラー番組の企画が上がっている」(前出・ワイドショーデスク)

 大逆転からの快進撃で伸び代もまだまだ十分。これからも連日メディアを賑わせそうだ。

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