6月8日に東京競馬場で行われたトークショーに出演したのは、アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」。華やかな7人組が耳目を集める中、イベントに参加した一部観客が最前列にいた1人を引きはがすようにして押し倒そうとするなど激しく揉み合いとなり、“乱闘騒ぎ”の様子はSNSでも拡散された。
「翌日の9日には、グループの公式Xで『今後はFRUITS ZIPPERが出演するすべてのイベントにおいて、マナー違反には厳しく対応いたします』と警告する事態になりました。その一方で、この“暴力騒動”のニュースはテレビ各局でも扱われ、FRUITS ZIPPERの勢いを感じさせる出来事にもなりました。人気や注目度がないとそれほど話題にはなりませんからね」(ワイドショーデスク)
2022年デビュー、坂道グループでもなく…
FRUITS ZIPPERはどのようなグループなのか。
「2022年にデビューし、4月に配信した『わたしの一番かわいいところ』がTikTokなどを中心に大ヒット。2023年末には『日本レコード大賞』で最優秀新人賞に輝きました。2024年には『NEW KAWAII』でレコ大優秀作品賞。今年から新設された“日本版グラミー賞”こと『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』では『わたしの一番かわいいところ』が『最優秀国内アイドルカルチャー楽曲賞』に輝きました。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです」(同前)
「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」ではSnow Man、NiziU、乃木坂46、そして自身の妹分でもある「CUTIE STREET」とともに「最優秀アイドル賞」にもノミネートされたFRUITS ZIPPER。惜しくも受賞はSnow Manに譲ったが、一層の箔が付いた。
「ここ数年の女性アイドルグループは、TWICE、NiziUなどの『K-POP』と、乃木坂46をはじめとする『坂道グループ』が2強でした。そもそも日本のアイドルはK-POPに押され気味です。そんな中でFRUITS ZIPPERはショート動画でバズるようなキャッチーな楽曲と、自己肯定感を前面に押し出すコンセプトでまったくの新星として風穴を開けました」(同前)

