2025年3月、キラキラネームを取り上げた報道番組に出演して注目を集めた、寺内はっぴぃ氏(27)。
ホテルマンとして働く彼に、「はっぴぃ」の由来、名前をイジられていた小学校時代、面接での苦労などについて、話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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名前の由来は「無事に生まれてくれてハッピー」
――寺内さんは、まわりからなんと呼ばれていましたか。
寺内 そのままの「はっぴぃ」ですね。
――ご両親からも「はっぴぃ、もう宿題やったの?」とか。
寺内 そうですね。友達やいまの上司からもそんな感じです。あだ名を付ける必要ないよねって。おばあちゃんは「はっぴぃちゃん」って呼んでますね。
――ちなみに、ご兄弟って。
寺内 4人兄妹です。上から僕、長女、次女、次男。
兄弟みんな個性的な名前で。生まれてきた時の見た目や思いをそのまま名前にしています。
――それぞれ、名前にちゃんと意味が。
寺内 僕のときは初めての子だったので、「無事に生まれてくれてハッピー」とそのままの気持ちを名前にしたみたいです。
「おまえ、全然ハッピーそうに見えねえな」とイジられて
――自分の名前が一般的ではないと意識したのは、いつごろですか。
寺内 小学校高学年から中学校に上がるくらいだったと思います。明確にいうと、いじめみたいなものがあって、原因はなんだろうって考えたら「あ、名前か」って。
――それまでは、名前についてなにか言われることはなかった。
寺内 それこそ入学式とかで名前を呼ばれてザワつく、とかはずっとありました。在校生も新入生も親御さんも、一気に僕のほうを見るみたいな。「こんなに注目を浴びるものなの?」と思っていましたけど、そこまで意識することはなかったですね。
――具体的にどんないじめがあったんですか。
寺内 「おまえ、はっぴぃっていう名前なのに、全然ハッピーそうに見えねえな」みたいな感じのイジりです。あと、「ハッピーバースデー」とか、「ハッピーバレンタイン」みたいな「ハッピー」が付くようなイベントすべてで、いちいちイジられてました。

