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「その後、警察に捕まった彼は…」福地の感想
後日談です。石渡さんは、この取り調べの約3か月後、地方検察庁から呼び出しを受け、出頭しました。かなり高い確率で不起訴じゃないかという予想は裏切られ、淡々とした取り調べの後に起訴になると告げられます。常習賭博罪を単純賭博罪にしてあげるので、今後は絶対に違法な賭博をしないように、と諭されたとのこと。
このままだと略式起訴ですが、希望するなら公判で争うこともできます。裁判すると、費用と時間がかかって99.99%有罪で刑事罰となります。石渡さんは当然ながら略式起訴を選択しました。
今回の処罰は罰金刑になるので、その内容は郵送で通知されること、通知を受け取ったら期限内に実行(支払い)しなければさらに処罰されることなどを伝えられて、取り調べは終了となりました。
数週間後、自宅に郵送で罰金の通知が届きました。罰金30万円でした。依頼された仕事での出来事だったため、代理店からは仕事その他の形で補填してもらっており、幸いにも実質持ち出しはゼロで済みました。しかし前科者になってしまったという重い現実が残りました。