「文藝春秋」2025年8月号では、ハチャメチャな魅力で時代をリードした40人について、その素顔を紹介しています。[全7本]


小泉純一郎 変人宰相誕生前夜
語り手:田中眞紀子(元外務大臣)

当時のブッシュ米大統領からエルビス・プレスリー邸に招かれた際、めちゃくちゃな和製英語でプレスリーの曲を身振り手振りを交えて歌い出したり。あれには私も驚愕しました。 2025.07.09


ドクター・中松 一スジ、二ピカ、三イキ

語り手:中松義成(次男)
家族による「日曜発明コンテスト」も開いていました。私の発明は「改良型の下駄(下駄の下に車輪をつけたもの)」などです。父は私たちを子ども扱いせず、それぞれの発明品に真剣に向き合ってくれました。 2025.07.09


楳図かずお 赤白ボーダーの家
語り手:伊藤潤二(漫画家)

漫画を描いても途中で投げ出してばかりだった私が、初めて最後まで描き切ったのが『富江』です。『月刊ハロウィン』で創設された楳図賞に応募するためで、賞を取りたいというより、審査委員長の楳図先生に読んでもらって認めて欲しいという一心でした。2025.07.09


赤塚不二夫 タモリへの異常な愛情

語り手:山下洋輔(ジャズピアニスト)
赤塚先生は初対面でタモリに惚れ込んでしまい、「もう福岡へ帰さない」と言い出しました。そしてご自分のマンションを、住まいとして提供したんです。タモリはくつろいで、赤塚先生のガウンを着てブランデーを飲んでいました。2025.07.09


ギャル曽根 お腹触ってみます?
語り手:名城ラリータ(夫)

ご想像のとおり、我が家のエンゲル係数はめちゃくちゃ高いです。5人家族なのに1日にお米を2.4升(朝食で9合、夕食に1.5升)炊くこともありますから、子どもたちがより大きくなっていく今後の家計を心配してしまいます。2025.07.09


加藤一二三 潜んでいる龍
語り手:西口由紀(長女)

対局のある日は、私を東京・九段の白百合学園幼稚園に送り届けた後、千駄ヶ谷の将棋連盟へ向かう。同級生の母親から「うちの主人も優しいけれど、ご主人には負ける。由紀ちゃんが転ばないよう、道の石をどけていた」と聞いたと母は笑う。2025.07.09


細木数子 言い過ぎたかしら
語り手:細木かおり(娘)

80年代に関連書籍を出版してベストセラーとなり、「有名占い師」と呼ばれるように。しかし、母はこの呼称をとても嫌がっており、名刺には「心相学研究者」と明記していました。2025.07.09

出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】永久保存版 戦後80周年記念大特集 戦後80年の偉大なる変人才人/総力取材 長嶋茂雄33人の証言 原辰徳、森祇晶、青山祐子ほか

2025年8月号

2025年7月9日 発売

1700円(税込)

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