かつて日本中を震撼させた地下鉄サリン事件(1995年3月)。発生から30年が過ぎた今夏、オウム真理教の後継団体アレフを巡り、衝撃的な情報が飛び込んできた。7月22日、公安調査庁が次のように認定したのだ。

 オウムの教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(2018年に刑執行)の次男(31)が、2代目「グル」(宗教指導者)を自称しており、アレフの〈組織運営を主導〉している――。

「麻原彰晃」と名乗っていた松本智津夫元死刑囚(63/執行時) ©時事通信社

内向的で、宗教に向いている

 謎に包まれる新教祖の存在。教団で何が起きているのか。

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 内情を知るオウム元最高幹部で、現在「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(62)が「週刊文春」の取材に応じ、こう切り出す。

「彼は幼少期から、教団内で“グル”として信者の前に公に出ていました。内向的で、宗教に向いている……」

上祐史浩氏 ©時事通信社

◇◇◇

 7月30日(水)12時配信「週刊文春 電子版」および31日(木)発売「週刊文春」では、上祐氏への50分の直撃取材を交え、アレフと麻原次男の実像を明かす。

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