「テレビ局はディープステートの洗脳装置だ」「能登地震は人工地震だった」「コロナワクチンは人殺し装置だ」――。一見、荒唐無稽な根拠不明の言説、陰謀論。愚にもつかないと笑っていたら、実家の親が、10年来の幼馴染が、真剣な表情で語りかけてきた……。その時アナタはどうすべきか。

日本の参院選の街頭演説でも… ©︎共同通信

 今回、ヘルシンキ大学心理学部所属の心理学者で「陰謀脳―私たちが真実から目をそむける理由―」(2024年、早稲田大学出版部)を著したユッカ・ハッキネン氏に、「家族が陰謀論にハマった場合の対処法」を尋ねた。ハッキネン氏が示したのが、5カ条の対処法だ。

 ハッキネン氏はこう語る。

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「これらの議論は、あくまで相手に“種を蒔く”ことと考えてください。種はゆっくりと成長し始めるかもしれません。一貫して冷静にサポートを続けてください」

ヘルシンキ大学のユッカ・ハッキネン氏

「週刊文春 電子版」では連載「陰謀論の研究」を配信中。現在配信中の第4回では、ハッキネン氏が指南する対処法の詳細に加え、日本国内の研究者や専門家が語った陰謀論にハマりやすい人の特徴、陰謀論にハマった人との効果的な接し方などを読むことができる。

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