――西元さん自身も、ステージに立つのを楽しんでいましたか?

西元 そうですね。発表会でセンターに立つのが気持ちよかったです。他の子よりダンスが上手い自信もあったし、すっかりスターになりきっていました。

「チャットで性的な話題を振ってくれたんです」7歳で“性に目覚めた”きっかけ

――その後、小学校に進んでからは?

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西元 ダンスは習い続けていて、学校では活発に男子と外で遊んでいました。リーダーのような立ち位置で、プロフィール帳の交換で「この人の印象は?」という欄にはいつも「リーダーシップ」と書かれていたんです。発表会ではセンターに立っていたし、学校ではリーダーだし、人生が絶好調でした(笑)。

 

――(笑)。小学校時代は、ニコ動にもハマっていたそうですね。

西元 ハマってましたね。ボカロの曲をよく聴いていたんです。あと、お父さんのパソコンをこっそり使って不特定多数の人が集まるRPGとかをよくやっていました。

――いわゆる、チャットでのコミュニケーションもあるゲームですよね。その影響もあったのか、過去のインタビューでは「7歳で性に目覚めた」とも語っていました。

西元 そうですね。チャットで嘘つくことなく「7歳です」とは言っていて、女児が好きなお兄さんかおじさんかは分からないんですけど、性的な話題を色々と振ってくれたんです(笑)。当時は「大人の人としゃべってる」みたいな感じも楽しくて、教えてもらった言葉を自分でも検索していたら変に知識が付きました。

「急に友だちから無視されるようになった」中1の夏休み明けから始まったイジメ

――中学に入ってからも、ダンスは変わらずに続けていたと。

西元 はい。バレエは続けていました。でも、陸上部にも所属していたので、両立が大変でしたね。部活に入る気はなかったけど「内申点に響くから、部活に入っておいた方がいい」と先生に言われて、「楽そうだし、美術部や卓球部に入ろう」と思っていたんですけど、走るのが速かったので陸上部をすすめられたんです。

 

 土日の夕方にはバレエのレッスンがあったので、髪型はお団子のまま、日焼け防止のために長袖を着て、陸上の大会に参加したこともあります。

――ただ、小学校ではリーダーシップを褒められるほど絶好調だったのに、中学では一変して、イジメのターゲットにもなったそうですね。

西元 そうですね。中学1年生の夏休み明けから、急に友だちから無視されるようになりました。