「全く知らない人です」
谷本はマンションの階段を使って現場を離れ、タクシーで新神戸駅へと逃走。新幹線で東京に向かったと見られる。
調べに対し、谷本は「殺意を持っていたかはわからないが、ナイフで刺したことに間違いない」と供述。片山さんについては、「全く知らない人です」と話しているという。
今回「週刊文春」取材班は谷本の“血塗られた履歴”をたどった。そして、新たに谷本が2022年12月から福岡県のとある産業廃棄物処理業者で働いていたことがわかった。
「地元に戻ると悪いことをしてしまいそう」と…
谷本が勤務した福岡の会社の従業員が明かす。
「2022年12月に『求人を見た』と電話があり、すぐに働き始めた。その後は2023年1月末まで勤務していました。入社前、うちは産廃業で結構きついので『大丈夫ですか?』と確認すると、『自分は前職で産廃業者に10年ほど勤務していたので大丈夫です』とのことでした。なぜ福岡に来たのかを尋ねると、『地元に戻ると同じような悪いことをしてしまいそうだから』『もう地元には戻りたくない』と」
そして、谷本はこの会社の社長に不気味な「告白」をしたという――。
◇◇◇
8月27日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および28日(木)発売の「週刊文春」では、神戸ストーカー殺人犯・谷本将志の素顔に迫る。新たに判明した勤務先の社長が聞いた谷本の告白、3年前に起こした殺人未遂事件の判決文に書かれていた衝撃の事実、幼少期から見られた「悪癖」とは?
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