――第2巻収録話の中で、特に“推しのシーン”はありますか?

 朝名と咲弥の2人で街へ繰り出すデート回でのあんぱんを食べるシーンです。原作を読んだ時から、ここは2人の距離が最高潮に近づく特別なシーンにしたかったので、担当編集さんとも相談し、コミカライズではさらに甘くきゅんとするシーンを加えさせて頂きました。

――現在、連載はすでに12話まで公開が進んでいますが、これから描くのが楽しみなシーンはありますか。

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 朝名と咲弥の恋の進展はもちろんですが、まだまだ謎の多い後輩、智乃とのシーンを早く描きたいです!

 

――漫画家として、本作の主人公・朝名と、彼女に惹かれ助け出そうとする婚約者・咲弥には、それぞれどんな思いを抱いていますか。

 朝名にはもっと自分の好きなように生きて欲しい!

 咲弥には朝名を幸せにして欲しいし自分にも優しくして欲しい!

――ありがとうございました。最後に、『人魚のあわ恋』を楽しんでくださっている読者のみなさんに、ひとことお願いします。

 いつも応援して頂きありがとうございます!

 これからも作品の世界観を大切にさせて頂きつつ、コミカライズならではの色を加えさせていただきながらがんばって描いていきたいと思っていますので、楽しみにして頂けたら幸いです!

◇ ◇ ◇

 主人公・朝名の抱えた秘密が明らかになる第2巻、彼女を虐げる実の家族から、朝名を救おうとする咲弥がとった行動は――。ますます広がっていく『あわ恋』ワールドに注目いただきたい。

タムラ圭(たむら・けい)
漫画家。小学館などで恋愛漫画・猫漫画などを多数執筆。やわらかで甘い作風が女性読者に広く支持される。著書に『本能レベルで愛してる』(原作・春田モカ/スターツ出版刊)、『天ヶ瀬くんは甘やかしてくれない。』(原作・みゅーな**/スターツ出版刊)など。