「利益誘導型の典型的な自民党政治家という印象。官僚へのパワハラ報道もあった」(53歳男性)

 総裁選の公約で企業・団体献金の存続を掲げている茂木氏。外相時代に報道された官僚作成の“接待マニュアル”の存在も不評を買ったようだ。

発言にキレは感じるが…

 2位は小泉氏で701票。こちらは経験不足への懸念が足を引っ張った。

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「党三役未経験で大臣経験も環境相と農水相と少ないのが不安」(58歳男性)

 過去の“セクシー発言”や“おぼろげ発言”を念頭に置いた辛辣な意見も。

「発言にキレは感じるが、中身がなく、考える力が足りない」(46歳男性)

柔軟性に欠ける印象

 そして935票と、2位以下を大きく引き離したワースト1位が高市氏だ。

自著本が発売延期となっている高市氏。一体何が…?(詳しくは「週刊文春 電子版」をお読みください) ©時事通信社

「保守派の支持を受ける一方、リベラル派や中道派との対立が顕著で、党内融和が難しい」(66歳男性)

 外交面を不安視する声もマイナス評価に繋がった。

「柔軟性に欠ける印象があり、中国や韓国との関係が悪化する恐れがある」(41歳男性)

 首相就任後も靖国参拝すると明言していることも要因の1つとなったようだ。

 現在の1番人気は林氏だが、まだまだレースは序盤。読者の皆さん、“不正行為”を見つけたら、いつでも通報をお待ちしています。〈「総裁になってほしい議員」編もあわせて読む

 現在配信中の「週刊文春 電子版」および発売中の「週刊文春」では、「自民総裁選 迷走バトルロイヤル」と題して、総裁選を徹底特集。林氏の政治資金の“使途隠し”、高市氏の書籍をめぐる騒動のほか、小泉氏、小林氏、茂木氏それぞれの最新情報を詳報。「総裁選の勝ち組32銘柄」とあわせて公開している。

「週刊文春 電子版」では以下の記事も配信中。

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