囲み取材の時間はわずか約2分間。小川市長は話し終えるや一礼して足早に立ち去る。その背中に報道陣から「進退については」との質問がかけられたが、一切答えることはなかった。

 だが小川市長の疑惑は、ラブホテル密会だけに留まらない――。

夜間通用口から退庁する市長に直撃

厳しくエリアが区切られた小川市長の取材 ©文藝春秋

週刊文春」ではすでに、後援会長B氏、ヒッピー風の男性C氏ら「複数の男性」との関係についても報じている。

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 小川市長に直接取材を試みるべく、退庁する市長を直撃した。午後6時55分、小川市長は、黒スーツ姿の4~5人に周りを守られながら市役所の夜間通用口に現れた。

――後援会長との関係は?

「……」

――あの、市長!

「……」

 記者に一瞥もくれず、表情は険しいままでぴくりとも動かさない小川市長。記者がさらに近付くと、「危ないですよ」と周囲に動線をガードされて押しのけられる。

――ではCさんとは?

 だが、小川市長は一言もなくワゴンタイプの公用車へ乗り込み、ドアが勢いよく閉められ、車は走り去った。他のメディアからの進退を問い続ける質問もあったが、小川市長は同様に無視を貫いた。

 10月2日までに市役所には約5000件の苦情や意見が寄せられているというが、果たして彼女は今後、どのような身の振り方をするのか。質問に絡む「複数男性」との関係をはじめ、彼女の疑惑についての記事は「週刊文春電子版」および2日発売の「週刊文春」に掲載している。

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