「(ラブホテル密会の)報道があった翌25日の朝、市長本人に電話したが、『申し訳ない』というばかりで要領を得ない。そこで午前10時半ごろに直接、市庁舎を訪ねました。すると本人が『会う』というので、約30分、お茶も出されず市長室で立ち話をしました。しかし、ここでも市長は『申し訳ないです』、『猛反省しています』と繰り返すばかりだった」
資金管理団体の幹部はこう語りながら憤りを滲ませていた。
“猛反省”という言葉を繰り返したのは、群馬県前橋市の小川晶市長(42)だ。
「一切、肉体関係はありません」
小川市長を巡っては9月24日、「NEWSポストセブン」が、同市幹部と複数回、市内のラブホテルで“密会”を重ねていたと報道。
冒頭の資金管理団体幹部が25日の市長室での場面を呆れながらこう振り返る。
「『ラブホテルに2人で何回も行っていたなんて、(肉体関係を)認めて謝らないとしょうがないだろ』と諭すと、本人は、『一切、肉体関係はありません』と主張していました……。見苦しいと思いました」
同日午後に市役所で行われた記者会見に姿を現した際も、同様の釈明をした小川市長。会見後の記者の囲みにも一切応じず、「今は自宅には帰らず、ホテルなどを転々としている」(後援会関係者)という。
小川市長は、昨年2月に行われた市長選で、自民党が裏金問題で揺れる中、無所属の“リベラル派”として自民党の山本龍前市長(66)を破り当選。前橋市政の「新しい風」と称された。どのような人物なのか。
1982年、千葉県匝瑳市の農家の生まれで、3人きょうだいの真ん中。中高は茨城県の私立の一貫校に通い、その後、中央大学法学部を卒業。2005年、司法試験に合格し、その後、司法修習生として前橋市に移住した。
