フィリーズとの地区シリーズでは2セーブを挙げるなど、今や守護神と言える活躍を見せているドジャースの佐々木朗希投手(23)。佐々木は今季メジャー1年目。シーズン序盤には勝ち星を挙げられず、苦しい時間が続いていた。当時、本人にインタビューを行っていたのが「週刊文春」だ。当時の記事の一部を紹介する。(初出:「週刊文春 電子版」4月24日配信)
自分では泣いているつもりはなかったんですが…
4月16日、佐々木がZoomで2度目のインタビューに応じた。ドジャース移籍後、これまでの3登板では勝利を挙げることができず、苦戦が続いている状況だ。
ドジャースタジアムでの初登板となったタイガース戦は2回途中で降板。マウンドを降りた後、悔し涙を流したように見えた場面について、佐々木は「自分では泣いているつもりはなかったんですが……。まあ、アメリカで初めての先発で、ドジャースファンもすごく多かったし、チームも開幕から4連勝していた。そんな中で、自分が先発投手としての仕事ができず、やり切った! という感じがまったくなくて……」と振り返る。
原因は、シンプルに技術面です
タイガース戦では、交代の際にロバーツ監督にボールを渡さず、ボールボーイに投げたことも批判された。これについて佐々木は「日本ではピッチャー交代の時は、監督やコーチが審判からもらった新しいボールを後続の投手に渡すので、やり方が違うのですが、そこも文化の違い。何でも勉強だなと思います」と説明した。
苦戦の原因について問われると、佐々木は「アメリカで初めての登板でメンタル面が、とか言われますが、自分としては落ち着いて投げられました。原因は、シンプルに技術面です」と明かす。
〈この続きでは技術面の具体的な課題の説明、大谷翔平や山本由伸とのやりとりなどインタビュー全文を公開している〉
「週刊文春 電子版」では、佐々木朗希を今シーズン6度にわたってインタビューした記事をすべて配信中。ドジャースの“守護神”となるまでにあった、結婚、不調、ケガ、そしてリハビリの日々。最新回では現地時間10月10日に60分の緊急インタビューを行っている。本人の思いを丹念に聞いた独占告白は「週刊文春 電子版」で読むことができる。
■「サイ・ヤングへの道」過去記事は、以下の通り「週刊文春 電子版」で配信中。
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