感極まって涙を流す人々
次の回に参加した別の男性は、「どうしても市長から直接話を聞きたくて来た」という。
「話を聴いて、真摯な人だけど、お疲れだなと思いました。目が本当に真剣。兵庫の知事(斎藤元彦知事)や伊東の人(田久保眞紀市長)とは違うと。一緒にされるのは気の毒だなと思いました。私は市長を応援したいと思います」
――ラブホ密会についてはどう考えているか。
「公務とは直接、関係ないですからね。市政に関しては小川さんは悪く言われたことはないはずです。これからも続けてほしいですね。農業をやっている高齢の男性だったかな、その方も『小川市長に期待をしている』と発言していた。『あなたくらいいい人はいない』と、自分で話しているうちに感極まって涙を流していました」
ほかにも「ある女性がマイク持ってすぐに涙」「みんな泣いていた」などの証言が続々。人々が次々と号泣する「対話会」だったようだ。他方、会場に来たが参加しなかった女性もいた。
「申し込んだのですが、受付で氏名と住所を書いて身分証の提示まで求められるのはさすがに不気味だなと感じたので。参加は取りやめました」
別の参加者の高齢女性は言う。
「最初聞いて、もうぎょっとした。なんてことをしたのよ!」
署名が1000以上、「信じている」
――では、不倫関係にあると思う?
「思いません。下品ねえ~。そういう場所であることは、わかりますけど、それ(不倫は)ないだろうと思いました。私はなぜかそういうことがあるとは全然思えなかったです。普段自分が頼っている秘書課長さんとの間に信頼関係があったのかなと、相談に乗ってもらって、さよならと帰ったと。それを十何回もした。そういうところに度々足を踏み入れる、その神経はわからないですけどもね」
この「対話会」に先立って、SNSでは小川市長を応援する声が相次いだ。7日には小川市長の続投を求めるオンライン署名も立ち上がり、現在1000を超える賛同が集まっている。署名サイトやSNSには、「男女の関係はありません」とする小川市長を「信じている」として、未来を託す人々の声が溢れつつあるのだ。
◇ ◇ ◇
他方、小川市長の密会相手である秘書課長は今、どう考えているのか。秘書課長がつづった7000字以上にわたる“弁明文書”は、「週刊文春 電子版」に全文を掲載している。

【7000字全文公開】小川晶・前橋市長(42)「ラブホ密会」秘書課長の“弁明文書”を入手!「最初はカラオケボックスだった」「ラブホ利用は私が思い付いた」「市長は決して泣き虫ではありません」
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