生き馬の目を抜くと言われる芸能界において、長らく“ドン”と称されてきた男たちがいる。バーニングプロダクション創設者の周防郁雄会長や、ケイダッシュの故・川村龍夫氏だ。

 そしていま、新“芸能界のドン”と目されているのが「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」(以下、JME)の瀧藤雅朝社長(65)だ。

ジャパン・ミュージックエンターテインメントの瀧藤雅朝社長(「FMPJ」HPより)

 瀧藤氏は1990年代に女優の鈴木杏樹や、歌手の篠原涼子らを売り出すことに成功。現在の所属タレントは、看板の谷原章介を含め60人ほどにまで成長した。現在は日本音楽事業者協会の会長を務めている。文化庁も支援する音楽賞「ミュージック・アワード・ジャパン」を主催するカルチャーアンドエンタテインメント産業振興会の理事でもある。

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女優・歌手として活躍する篠原涼子 ©時事通信社

わずか2か月後に売却…不可思議な不動産取引の真相は

 この瀧藤氏、JMEの代表を務めながら、「Tony Company」という会社の取締役にも名を連ねていた。このTony Companyが、かつて関わった不動産取引がある。同社は2005年3月に608㎡の土地と、延べ床面積537㎡の建物を購入。ただ、わずか2カ月後にはある人物に売却しており、不可思議な取引なのだ。

 実はその人物は、広域指定暴力団・山口組の幹部だったのである。この経緯を瀧藤氏に訊ねると、「週刊文春」の取材に1時間にわたって応じたのだった――。

 10月22日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および23日(木)発売の「週刊文春」では、瀧藤氏が語る山口組幹部らとの関係、Tony Companyと山口組幹部の不可思議な不動産取引の全容、瀧藤氏とビジネスをしていた人物の素性、瀧藤氏が新“芸能界のドン”に上り詰めるまでの半生などについて詳報している。

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